ちょっかいを出す(読み)チョッカイヲダス

デジタル大辞泉 「ちょっかいを出す」の意味・読み・例文・類語

ちょっかいを・す

よけいな手出し干渉をする。「おれのなわ張りに―・すな」
女性にたわむれに言い寄る。「人妻に―・す」
[類語]手を出す乗り出す食指が動く触手を伸ばす首を突っ込む手を延ばす手を広げる手を染める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちょっかいを出す」の意味・読み・例文・類語

ちょっかい を 出(だ)

  1. 猫が前の片足で物をかきよせるような動作をする。
    1. [初出の実例]「未だ爪を隠さぬ新造猫より化けそうな年増猫まで、みなちょっかいを出して客をひきかかんと欲す」(出典:洒落本・猫謝羅子(1799)跋)
  2. 横合から手出しや干渉をする。
    1. [初出の実例]「うぬらがたくみの品玉は、おれがぽっぽにおさめて置た、其上はちょっかひ出すがさいごのすけ、かたっぱしからはりころすぞ」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)四立)
  3. 戯れに異性に手を出す。戯れかける。
    1. [初出の実例]「遠方から、危ふがりながら、ちょっかいを出してみる」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)

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