手を広げる(読み)テヲヒロゲル

デジタル大辞泉 「手を広げる」の意味・読み・例文・類語

ひろ・げる

仕事などの範囲を広くし、規模を大きくする。「関西方面に取引の―・げる」
[類語]手を出す乗り出す食指が動く触手を伸ばす首を突っ込む手を延ばす手を染めるちょっかいを出す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手を広げる」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 広(ひろ)げる

  1. 関係する範囲を広くする。仕事の規模を大きくする。てびろくする。
    1. [初出の実例]「親しき出合の年忘、拳酒の九十(きふとふらい)、めったに手をひろげても、義太夫ぶしの五段目」(出典談義本・風流志道軒伝(1763)二)
    2. 「その後は、景気がよくなると、ムヤミに華美に手をひろげ、手をひろげて苦しくなると」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和七年(1932)一月)

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