手を広げる(読み)テヲヒロゲル

精選版 日本国語大辞典 「手を広げる」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 広(ひろ)げる

  1. 関係する範囲を広くする。仕事の規模を大きくする。てびろくする。
    1. [初出の実例]「親しき出合の年忘、拳酒の九十(きふとふらい)、めったに手をひろげても、義太夫ぶしの五段目」(出典談義本・風流志道軒伝(1763)二)
    2. 「その後は、景気がよくなると、ムヤミに華美に手をひろげ、手をひろげて苦しくなると」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和七年(1932)一月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む