ツェラー(その他表記)Zeller, Eduard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツェラー」の意味・わかりやすい解説

ツェラー
Zeller, Eduard

[生]1814.1.22. ウィッテンベルク
[没]1908.3.19. シュツットガルト
ドイツ哲学者,哲学史家,神学者テュービンゲンベルリンの各大学で学んだ。 1847年ベルン,49年マールブルクの各大学神学教授,62年ハイデルベルク,72年ベルリンの各大学哲学教授。6冊にわたる大著ギリシア人の哲学』 Die Philosophie der Griechen (1844~52) で知られる。新カント派初期の代表者の一人。ほかに『プラトン研究』 Platonische Studien (39) がある。

ツェラー
Zeller, Carl

[生]1842.6.19. ザンクトペーテル
[没]1898.8.17. ウィーン近郊バーデン
オーストリアのオペレッタ作曲家。ウィーン少年合唱団員を経て,法律を学ぶかたわらゼヒターに作曲を師事。 1873年オーストリア文部省の芸術顧問に就任代表作『小鳥売り』 (1891) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツェラー」の意味・わかりやすい解説

ツェラー
つぇらー
Karlheinz Zöller
(1928―2005)

ドイツのフルート奏者。フランクフルトとデットモルトで学び、ジュネーブミュンヘンの両国際コンクールに入賞。1960~1968年ベルリン・フィルハーモニーの首席フルート奏者を務める。以後、独奏室内楽活動に転じ、ベルリン・フィル・ゾリステンを主宰。多少華やかさが不足するものの、清澄でリリックな音は、とくにバッハの室内楽でツェラーの名を高めた。

[岩井宏之 2016年3月18日]

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