ていと（読み）テイト

デジタル大辞泉

てい‐と

［副］《室町から江戸初期にかけて用いられた語。「ていど」とも》たしかに。まちがいなく。きっと。
「―し損なはうと思うて、色々案じてあるに」〈虎明狂・武悪〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

てい‐と

1. 〘 副詞 〙 ( 室町時代から江戸初期にかけて用いられた。古くは「ていど」 )
2. ① 動作、行為がゆるぎなくたしかなさまを表わす語。たしかに。間違いなく。
   1. [初出の実例]「花のさかうとするを寒がていどをさゆるぞ」(出典：両足院本山谷抄（1500頃）一二)
   2. 「制の詞と云ふは、ていど禁制するなり」(出典：耳底記（1602）一)
3. ② 推定、判断がゆるがないさまを表わす語。きっと。必ず。
   1. [初出の実例]「てひどしそこなはふと思ふて、色々あんじて有に」(出典：虎明本狂言・武悪（室町末‐近世初）)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【杜】ていと

一本立ちのかたなし。〔詩、唐風〕と〔詩、小雅〕とに〔杜〕と題する詩があり、いずれも杜を孤独の発想として用いる。〔詩、小雅、杜〕たる杜り　其の(せいせい)たり　王事(や)むこと靡(な)し　我が心傷悲す

字通「」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

日本大百科全書(ニッポニカ)

テイト（Peter Guthrie Tait）
ていと

→テート

テイト（Robert Lawson Tait）
ていと

→テート

テイト（Allen Tate）
ていと

→テート

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)