現代外国人名録2016 「テリーボジオ」の解説
テリー ボジオ
Terry Bozzio
- 職業・肩書
- ロック・ドラマー
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1950年12月27日
- 出生地
- カリフォルニア州サンフランシスコ
- グループ名
- 旧グループ名=フランク・ザッパ・バンド〈Frank Zappa Band〉, U.K., ミッシング・パーソンズ〈Missing Persons〉
- 経歴
- 幼い頃からコーヒー缶など様々なものを組み合わせてドラムセットを作り、それを叩いて演奏していたという。13歳の時にテレビ「エド・サリバン・ショー」でビートルズを見て音楽に開眼し、本格的にドラムの練習を始める。学生時代にはアマチュア・バンドに参加する傍ら、パーカッションやティンパニも習得。その後、マーク・アイシャム、マイク・ノックらのバンドやアステカなどを経て、1975年フランク・ザッパのバンドに加入。変拍子や転調などを多用し、ロック界屈指の複雑さといわれる同バンドで腕を鍛えられ、3年間の在籍中、アルバム「ボンゴ・フューリー」「ザッパ・イン・ニューヨーク」「シーク・ヤプーティ」などに参加した。この間、’76年同バンドの一員として初来日。’79年ジョン・ウェットン率いるプログレッシブ・ロックバンド、U.K.に参加し、アルバム「デンジャー・マネー」を発表。同年5月の来日公演はライブ盤「ナイト・アフター・ナイト」として世界発売された。’80年ザッパ・バンド時代の同僚であったパトリック・オーハンや妻(のち離婚)のデイル・ボジオらとミッシング・パーソンズを結成し、’86年までに3枚のアルバムを制作。その後はソロで活動する一方、セッション・ミュージシャンとしてジェフ・ベックのバック・バンドに参加した他、ブレッカー・ブラザーズ、スティーブ・バイ、ドン・ドッケン、ハービー・ハンコック、樋口宗孝、hide、神保彰らと共演。’97年トニー・レビン、スティーブ・スティーブンスとのトリオを結成し、同年「Black Light Syndrome」、2000年「Situation Dangerous」と2枚のアルバムをリリース。2007年には一時コーンに加入したが、すぐに脱退。2008年18年ぶりに来日。2014年プロ・キャリア50周年を祝したツアーのため来日。8つのバスドラム、スネアとタムが約30個、シンバルが約50個というドラムセットの“要塞”に拠り、超絶技巧派ドラマーとして知られる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報