テレスト(英語表記)Telesto

デジタル大辞泉 「テレスト」の意味・読み・例文・類語

テレスト(Telesto)

土星の第13衛星。1980年に発見。名の由来ギリシャ神話巨人。土星とテティスが形成するラグランジュポイントうち、テティスの公転方向前側に位置する。後ろ側にはカリプソがある。クレーターが少なく、滑らかな氷に覆われている。非球形で直径は20~30キロ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のテレストの言及

【土星】より

…しかし,ボエジャーはさらに多くの衛星を発見または確認し(いくつかは地上で発見されていた),その総数は21~23となった。ボエジャーの確認した衛星のうち番号がつけられたのはXヤヌス,XIエピメテウス,XIIヘレーネ,XIIIテレスト,XIVカリプソ,XVアトラス,XVIプロメテウス,XVIIパンドラ,XVIIIパンの9個である。テレスト,カリプソはテチスと,ヘレーネはディオーネと同じ軌道上で60゜前と後のいわゆる三体問題の正三角形解に相当する場所(ラグランジュ点)に存在している。…

※「テレスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android