日本大百科全書(ニッポニカ) 「テンゲル山地」の意味・わかりやすい解説 テンゲル山地てんげるさんちTengger インドネシア、ジャワ島東部の山地。東西10キロメートル、南北8キロメートルに及ぶカルデラ地形の火山群からなる。ブロモ火山(2581メートル)を中央火口丘として、その周縁を最高峰のペナンジャカン(2770メートル)をはじめとする外輪山が囲む。カルデラ内は砂漠状の地形をなすが、外輪山の山麓(さんろく)では天然ゴム、コーヒーなどのプランテーション農業が発達している。この山地の南にはジャワ島の最高峰スメル火山(3676メートル)がそびえる。[上野福男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例