ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デンカ」の意味・わかりやすい解説 デンカ 化学メーカー。化学肥料の石灰窒素の製造・販売を目的に 1915年電気化学工業として設立。戦後はカーバイド工業に進出するほか,建材や接着剤の需要増にこたえ酢酸,塩化ビニル等の生産を開始。また,カーバイド(炭化カルシウム)生産に伴う余剰石灰石の有効活用のためセメント事業も始める。1955年東洋化学に資本参加(2003吸収合併)。1962年日本で最初に合成ゴムのクロロプレンゴムを事業化。同年,石油化学事業に乗り出しポリスチレンを生産。その後,情報技術の発達に伴い半導体封止材や各種基板などの電子部品材料も手がける。1998年ポリスチレン事業を新日鐵化学とダイセル化学工業と統合し,東洋スチレン設立。2015年現社名に変更。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by