普及版 字通 の解説
15画
[字訓] つく・うつ・たたく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(童)(どう)。〔説文〕十二上に「(はや)く擣(つ)くなり」とあり、鐘などをきならす意。はおそらく古くは重に作る字で、重は(ふくろ)の形。にまとめてくことをいう。〔詩、小雅、鼓鍾〕の鍾は鐘。金文には(鐘)の形を用いている。つくことをまた衝という。
[訓義]
1. つく、はやくうつ、つきならす。
2. たたく、たたきならす。
3. つきさす、つきすすむ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 サス・ツク・ウツ・カネウツ
[語系]
deong、(鍾)tjiongは声義近く、鐘うつことをという。舂・sjiong、衝thjiongもみな強くくことをいう。撃の字はすべてもととは関係なく、重に従う字であった。は童僕、顔面に入墨した僕隷をいう。
[熟語]
木▶・壊▶・▶・嚇▶・遇▶・撃▶・見▶・鼓▶・車▶・鐘▶・舂▶・席▶・▶・着▶・▶・頭▶・擣▶・▶・突▶・入▶・破▶・門▶・郎▶
[下接語]
横・撃・激・杵・杖・頭・突・浪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報