トトメス

百科事典マイペディア 「トトメス」の意味・わかりやすい解説

トトメス[3世]【トトメス】

エジプト第18王朝第6代の王(在位前1490年ころ―前1436年ころ)。義母ハトシェプスト女王の死後実権を握り,アジアを含む史上最大の帝国建設した。カルナックに大神殿カルナック神殿)を建設,その壁画一代治績を刻んだ。
→関連項目エジプト(地域)メギド

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トトメス」の意味・わかりやすい解説

トトメス

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旺文社世界史事典 三訂版 「トトメス」の解説

トトメス(3世)
Thutmes Ⅲ

生没年不詳
古代エジプト第18王朝の王(在位前1504〜前1450),大征服者
シリア・フェニキア・パレスチナ・ヌビアに兵を進め,ナイル川からユーフラテス川におよぶ大帝国をつくってエジプトの最盛期現出。内政面ではカルナック神殿の増築をはじめ,各地に神殿を造った。

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世界大百科事典(旧版)内のトトメスの言及

【エジプト】より

…王はヒクソスの最後の根拠地をたたくため南パレスティナに遠征,下ヌビアも回復する。トトメス1世Thotmes Iは当時シリア・パレスティナに進出を図っていたミタンニに対抗して一時的にユーフラテス河畔まで占領する。しかしハトシェプスト女王は平和交易政策に転じ,プントとの香料貿易を再開,国内ではディール・アルバフリーの葬祭殿をはじめ,旺盛な建築活動を行い,芸術の復興を鼓吹する。…

【トトメス[3世]】より

…古代エジプト史上最大の版図をもつ大帝国を築いた。トトメス2世の庶子で,父王の急逝により幼年で即位した。治世の前半22年は共治王となった義母ハトシェプスト女王が国政の実権を握り,平和交易外交を推進したが,女王の死後ただちに対外遠征を再開した。…

【エジプト】より

…王はヒクソスの最後の根拠地をたたくため南パレスティナに遠征,下ヌビアも回復する。トトメス1世Thotmes Iは当時シリア・パレスティナに進出を図っていたミタンニに対抗して一時的にユーフラテス河畔まで占領する。しかしハトシェプスト女王は平和交易政策に転じ,プントとの香料貿易を再開,国内ではディール・アルバフリーの葬祭殿をはじめ,旺盛な建築活動を行い,芸術の復興を鼓吹する。…

※「トトメス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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