カルナック神殿(読み)カルナックしんでん(英語表記)Karnak temple

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルナック神殿」の意味・わかりやすい解説

カルナック神殿
カルナックしんでん
Karnak temple

エジプト,ナイル川東岸テーベの北部カルナックにあるアモン大神殿創建は第 12王朝時代。当初の神殿は規模もそれほど大きくなく,ピュロン (塔門) を欠いていたが,第 18王朝トゥトモス1世以後歴代の王が増築を重ね,今日にみられる巨大な神殿となった。その境内にはコンス神殿をはじめ諸神殿や方形の聖湖があった。アモン神殿の壮大な多柱室の中央の柱は高さ 23m,直径 5m,その左右に並ぶ蕾形柱頭をもつ円柱総数 122本を数える。

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