トロイカ方式(読み)トロイカホウシキ(その他表記)troika system

デジタル大辞泉 「トロイカ方式」の意味・読み・例文・類語

トロイカ‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【トロイカ方式】

トロイカ体制」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「トロイカ方式」の意味・読み・例文・類語

トロイカ‐ほうしき‥ハウシキ【トロイカ方式】

  1. 〘 名詞 〙 三人有力者、特に政治家による指導体制。元来、一九六〇年、ソビエト国連の事務組織を改めて、NATO諸国、共産圏諸国、非同盟諸国を代表する三人からなる事務局設立を提案したのに対していわれた語。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トロイカ方式」の意味・わかりやすい解説

トロイカ方式
トロイカほうしき
troika system

国際機構執行部などを世界の3つの主要勢力,すなわちソ連などの東側,アメリカなどの西側,中立的諸国の代表をもって構成する方式ロシア語の3頭立ての馬そりを意味する「トロイカ」からきた用語。 1960年秋の第 15回国連総会でソ連の N.フルシチョフ首相が,一人制の国連事務総長をやめ東,西,中立代表各1名,合計3名から成る執行部をつくることを提案した。しかし,東側以外の反対が強く,ソ連の提案は通らなかった。そのほか,ソ連はジュネーブ軍縮委員会の構成 (1961) ,軍備全廃案のなかの国連平和軍の司令部の構成 (62) などについてもトロイカ方式の採用を主張したことがある。

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