20世紀西洋人名事典 「トンデ・レーウー」の解説
トン デ・レーウー
Ton De Leeuw
1926 -
オランダの音楽家。
ロッテルダム生まれ。
ロッテルダム郊外でピアノ、音楽理論を、アムステルダムのヘンクのもとで作曲を、ヤープ・クンストに比較音楽学を学ぶ。1954年より長期にわたり、オランダ放送局顧問を務め、アムステルダム大学などで音楽の講義をした。初期の作品は、ペイパーの影響が明らかにでていて、非ヨーロッパ的な刺激を作品に反映させ、ついで美的な静的均衡を求めた。’60年にインドへ旅行し、東方の音楽家から大いなる感銘をうけている。主な作品に、ラジオ・オラトリオ「ヨブ記」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報