ドイツ連邦議会議事堂(読み)ドイツレンポウギカイギジドウ

デジタル大辞泉 「ドイツ連邦議会議事堂」の意味・読み・例文・類語

ドイツれんぽうぎかい‐ぎじどう〔‐レンパウギカイギジダウ〕【ドイツ連邦議会議事堂】

Reichstagsgebäudeドイツの首都ベルリンにある連邦議会議事堂通称ライヒスターク(帝国議会)。1894年に建造されたが、1933年に火災に見舞われた。東西ドイツ統一後の1999年に修復され、ノーマンフォスター設計によるガラス張りのドームをもつ現在の姿になった。

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世界の観光地名がわかる事典 「ドイツ連邦議会議事堂」の解説

ドイツれんぽうぎかいぎじどう【ドイツ連邦議会議事堂】

ドイツの首都ベルリン(Berlin)の大通りウンターデンリンデンUnter den Linden)の近くにある、同国連邦議会の議事堂。屋上にドームが設置され、ドームの中には通路が設けられて、見学者がベルリン市街を眺めたり、議場の中がのぞけたりするようになっている。この議事堂はドイツ帝国の国会議事堂として1888年に着工し、1894年に完成した。以来、ドイツ帝国、ワイマール共和国時代に下院が置かれていたが、1933年に不審火により被害を受けた。しかし、修復が行われず、ナチス政権下ではクロールオペラ劇場が国会議事堂として用いられた。この建物は第二次世界大戦中の1943年に、連合軍(米英軍)のベルリン大空襲と1945年のベルリン攻防戦で大きな被害を受けた。戦後、この建物は旧西ドイツ領の西ベルリンに属していたが、ボンに首都が移ったため、やはり議事堂としては使われなかった。大規模な修復ののち国会議事堂として復活したのは、ドイツ統一からしばらくたった1999年のことである。◇正式名称は「ドイツ連邦議会が置かれた国会議事堂」(Reichstagsgebäude am Sitz des Deutschen Bundestags)で、「連邦議会議事堂」は通称。ただし、ドイツでは、今日でも「連邦議会議事堂」(Bundestagsgebäude)ではなく、ドイツ帝国時代以来の名称の「国会議事堂」(Reichstagsgebäude)と呼ばれている。

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