どさ回り(読み)ドサマワリ

デジタル大辞泉 「どさ回り」の意味・読み・例文・類語

どさ‐まわり〔‐まはり〕【どさ回り】

芝居などの一座が、地方を興行して回ること。旅興行。また、もっぱら地方巡業をしている劇団など。
盛り場などをうろつき回るならず者地回り
[類語]巡業旅回り

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精選版 日本国語大辞典 「どさ回り」の意味・読み・例文・類語

どさ‐まわり‥まはり【どさ回】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「どさ」は、いなか・地方の意 ) 劇団などが地方を興行してまわること。地方巡業。また、もっぱら地方巡業をしている劇団など。転じて、中央から地方への転勤などもいう。
    1. [初出の実例]「二三日前までは吉川なにがしと名告るドサ廻りの浪花節がかかってをりました」(出典:末枯(1917)〈久保田万太郎〉)
    2. 「官房長になった谷垣専一氏は熊本県へというふうに、役人がいやがるドサ回りをおおせつけられたものだった」(出典:日本の土(1955)〈読売新聞社会部〉〝白い手の地主〟の悲哀)
  3. 盛り場などを歩き回る遊び人。よたもの。地(じ)回り。

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