地回り(読み)ジマワリ

デジタル大辞泉 「地回り」の意味・読み・例文・類語

じ‐まわり〔ヂまはり〕【地回り/地×廻り】

1 近郷から都市へ品物を回送してくること。また、その品物。「―の野菜」
2 都市やその近郷を渡り歩いて商売すること。また、その人。「―の商人」
3 都会の盛り場などをなわばりとしてぶらぶらすること。また、そうしたならず者。
「―の不良も召集され」〈秋声・縮図〉
[類語]ならず者・ごろつき・やくざ・暴力団・無頼漢・無法者・与太者・ごろ・ちんぴら・暴漢・暴れ者・暴れん坊・暴徒・荒くれ者・兇漢・凶賊・奸賊・海賊・山賊・賊徒・賊子・逆賊・謀反人・悪人・悪者・悪漢・悪党・悪玉・悪女・毒婦・食わせ物・詐欺師・山師・ペテン師・いかさま師・悪あく・悪わる・凶徒・凶手・人非人・人でなし・奸物・曲者・あぶれ者

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精選版 日本国語大辞典 「地回り」の意味・読み・例文・類語

じ‐まわりヂまはり【地回・地廻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 近在の土地。また、その土地から回送してくること。また、その品物。
    1. [初出の実例]「地廻りやけふ事かかぬ草の餠〈貞清〉」(出典:俳諧・江戸新道(1678))
  3. ② 近在をめぐり歩いて商売すること。また、その商人。地回り屋。
  4. ③ その土地に住みついている者。特に遊里、盛り場などに住んでぶらついているならず者。また、その縄張り内で客が起こした事件などを処理する者。
    1. [初出の実例]「ふりそでの子どもしゅのやくにはいかがと地まはりのもの申げに候」(出典:評判記・野良三座詫(1684)玉沢吉三郎)
  5. ④ ( 沖乗りに対していう ) 陸岸の山や地形を目標としながら航海すること。上代以来の伝統的で素朴な航海法で、江戸時代でも天文航海術が普及していなかったため、これが航海の基本であった。地乗り。
    1. [初出の実例]「当時は沖乗りする者なく、地廻する者のみなり」(出典:長器論(1801))

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