なたぎり遺跡(読み)なたぎりいせき

日本歴史地名大系 「なたぎり遺跡」の解説

なたぎり遺跡
なたぎりいせき

[現在地名]横須賀市夏島町・浦郷町四丁目

横浜市との境界をなす平潟ひらかた湾南岸の谷口から海浜にかけて存在する、古墳時代の貝塚を伴う集落跡。昭和二三年(一九四八)海浜部の発掘調査が行われ、古墳時代後期鬼高期の多量の土器・石製品・骨製品・祭祀用品が発見され、当時の海浜における文化内容を明らかにした。貝層からはマガキを中心にマテガイハマグリアサリなどの貝類と若干の獣骨・魚骨が発見されている。また最近の資料整理により、卜骨の存在することも確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む