なのだ(読み)ナノダ

デジタル大辞泉 「なのだ」の意味・読み・例文・類語

な‐の◦だ

[連語]断定助動詞」または形容動詞連体形活用語尾+助詞」+断定の助動詞「」》説明、または強い断定の意を表す。「そこが問題―◦だ」「何もかも君のため―◦だ」
[補説]話し言葉では「なんだ」の形をとることが多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「なのだ」の意味・読み・例文・類語

な‐の‐・だ

(形容動詞の連体形語尾、または断定の助動詞「だ」の連体形「な」に助詞「の」が付き、さらに断定の助動詞「だ」の付いたもの) 確信的に説明し言い聞かせる意を表わす。「だ」の活用に応じて、「なのだろう」「なのだった」などの形でも用いる。女性語では、疑問や普通の終止に「だ」の付かない「なの」の形が用いられる。「なので」のあとに「ある」を添えた「なのである」は「なのだ」より改まった文章語として用いる。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)三「半可通(なまぎき)半酔(なまゑひ)だから、此方の誂へ向なのだ」
[補注](1)「なので」「なのに」は接続助詞的な用法が主である。→なのでなのに
(2)話しことばでは「なんだ」となることが多い。→なんだ
(3)丁寧形は「なのです」を用いる。→なのです

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android