( 1 )「へ」の万葉仮名には「倍」「戸」が用いられているので、下二段活用動詞「並ぶ」または「並む」の連用形が語源で、したがって「なべ」と第二音節を濁音にみる説もあったが、借訓仮名では「苗」字が用いられているところから、第二音節は清音であると考えられるようになっている。なお、「な」は、音の意味の「ね」または「な」である可能性もある。
( 2 )「万葉‐三二〇二」の「柔田津に舟乗りせむと聞きし苗(なへ)なにかも君が見え来ざるらむ」のような例では、「その時にして、しかも」「…のに」という語感が伴う。また、挙例の「奥義抄」の「からに」は「と」「たちまち」などの意をいうものであろう。
( 3 )上代には「なへ」単独でも、また格助詞「に」を伴った「なへに」の形でも用いられたが、中古以後は「なへに」の形のみとなる。
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...