なよぶ

大辞林 第三版の解説

なよぶ

( 動上二 )
(紙や衣服が)しなやかである。糊けが落ちてなよなよしている。 「されどこの-・びたる衣をいかにせん/即興詩人 鷗外」 「 - ・びたる御衣おんぞども脱い給うて/源氏 夕霧
なよなよとしている。ものやわらかに振る舞う。 「御心、-・びたる方に過ぎて、強きところおはしまさぬなるべし/源氏 賢木」 〔連用形「なよび」しか用例が見えず四段活用とする説もある〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

デジタル大辞泉の解説

なよ・ぶ

[動バ上二]
しなやかになる。柔らかくなる。
「―・びたる御衣ども脱い給うて」〈夕霧
物腰などがなよなよしている。しとやかである。
「内侍は、ねびたれど、いたくよしばみ―・びたる人の」〈紅葉賀
[補説]連用形「なよび」以外用いられないので、四段活用とする説もある。多く、完了の助動詞「たり」を伴って用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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