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なりとも(読み)ナリトモ

大辞林 第三版の解説

なりとも

( 副助 )
〔断定の助動詞「なり」に接続助詞「とも」の付いたものから。中世末から近世にかけて多く用いられる〕
体言または体言に準ずるもの、体言に格助詞の付いたもの、副詞などに付く。
他にもっと適当なものがあるかもしれないが、例えばという気持ちを込めて、ある事柄を例示する。でも。 「せめて酒-飲みたい/狂言・樽聟」 「さあ、そつと-此銀へ手を指いて見よ/歌舞伎・壬生大念仏」
(「…なりとも…なりとも」の形で)例として並べ挙げた中で、どれか一つを選ぶという意を表す。 「腕押し-、脛押し-いたさう/狂言・連尺」 〔現代語では、「なんなりとも」などの慣用的な言い方以外にはあまり用いられない。「なん-差し上げましょう」〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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