ナンタ浜(読み)なんたはま

日本歴史地名大系 「ナンタ浜」の解説

ナンタ浜
なんたはま

祖納そない集落の北にある砂浜。波多浜とも表記する。北に開いた入江の奥に形成され、幅の狭い長さ三七〇メートルほどの北東から南西方向に延びる砂浜で、西端には田原たばる川が流入、浜の背後には護岸が築かれている。約一〇〇メートル北東にはハナリと俗称される小島がある。入江は古くから島の玄関口で、正保国絵図にはここから西表いりおもて祖納すね(現竹富町)への航路が図示され、海路は四八里とされている。しかし海底には暗礁があり、船の出入り可能な通路はハナリの南岸と暗礁との間にある切れ目に限られ、干潮時には小舟航行さえ危険であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android