ニアミス

デジタル大辞泉 「ニアミス」の意味・読み・例文・類語

ニア‐ミス(near miss)

飛行中の航空機どうしが、接触の危険を生じるほど接近すること。異常接近。
1から転じて》俗に、人間どうしが近づくこと。また、すれ違うこと。本来は近づいてはいけない場合や、偶然にすれ違っていた場合などにいう。
[補説]2日本語での用法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「ニアミス」の意味・読み・例文・類語

ニア‐ミス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] near miss )
  2. 至近弾。
  3. 航空機同士が空中で異常に接近し、衝突しそうな状態になること。
    1. [初出の実例]「異常間隔状態(コンフリクション)や衝突寸前(ニアミス)を経験しない管制官はいない」(出典東京空港殺人事件(1971)〈森村誠一〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ニアミス」の意味・わかりやすい解説

ニアミス

異常接近ともいう。飛行中の航空機が相互に危険なほどに接近すること。その状態の厳密な定義はないが,パイロットの判断で,監査機関に報告をする。原因は,航路重複,過密,機器の故障悪天候,管制ミスなど。2001年2月の日本航空機同士のケースは10mほどまでに接近したとされ,管制官による便名の呼び違いが指摘された。空中衝突を回避するために,衝突防止装置が開発されている。レーダーコンピューターで自機と相手機の進路,速度,距離を判断して警報を発し,回避方法を指示する。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のニアミスの言及

【労働災害】より

労働安全衛生労働環境【藤本 武】
[災害の予防]
 労働災害については,330件の災害のうち1件は重大,29件は軽少,300件はけがのない(危うくけがを免れた)災害であったことを指摘したハインリヒの法則は有名である。 災害の予防のためには,発生した災害や未然事故(ニアミスnear miss)の原因分析から危険要因を明らかにしこれを取り除くこと,災害発生の事前予測が重要である。新しい作業システムや新しい技術が導入されるときはこれを必ず実行する必要がある。…

※「ニアミス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む