推理作家。埼玉県出身。青山学院大学英米文学科卒業。1969年(昭和44)大ホテル内での密室殺人を扱った『高層の死角』で江戸川乱歩賞を受賞して推理文壇にデビュー。72年には『腐蝕(ふしょく)の構造』で日本推理作家協会賞を受賞、新本格派の代表的な作家と目される。ほかに『人間の証明』(1975)に始まる三部作や、関東軍細菌戦部隊の恐怖を描くノン・フィクション・ドキュメント『悪魔の飽食』(1982)などがある。また歴史大作『忠臣蔵(ちゅうしんぐら)』(1986)なども発表し、時代小説の分野でも健筆を揮(ふる)っている。
[厚木 淳]
『『高層の死角』(角川文庫・講談社文庫)』▽『『森村誠一自選傑作短篇集』(1976・読売新聞社)』
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新