20世紀西洋人名事典 「ニコライボロノフ」の解説
ニコライ ボロノフ
Nikolai Nikolaevich Voronov
1899.5.5 - 1968.2.28
ソ連の軍人。
元・陸軍大将,元・砲兵軍士官学校校長,元・国防省顧問。
レニングラード生まれ。
1917年の10月革命の際には赤軍に入隊し、’19年には共産党に入党。’18〜34年指揮官・参謀の職務に就き、’36〜37年のスペイン内戦の際には共和国軍部隊の軍事顧問を務める。’39年のノモンハン事件で活躍し、第二次世界大戦中にはソビエト最高司令部のメンバーで、砲兵隊の再装備、戦術的応用の開発などで重要な役割を果たし、’44年砲兵総元帥に任じられる。戦後も’50〜53年砲術学アカデミー総裁、’53〜58年砲兵軍士官学校校長など砲兵隊の最高指導者として活躍。’58年以後は国防省の顧問を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報