ニコラウス2世(読み)ニコラウスにせい(その他表記)Nicolaus II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニコラウス2世」の意味・わかりやすい解説

ニコラウス2世
ニコラウスにせい
Nicolaus II

[生]?
[没]1061.8.27.
教皇 (在位 1059~61) 。本名 Gerardus。ブルグンド人。対立教皇ベネディクトゥス 10世に対抗して選出され,この間の混乱教訓とし,1059年のラテラノ教会会議枢機卿による教皇選出を定め,教皇選挙令を発布。これにより皇帝と対立状態に入ったが,南イタリアのノルマン勢力と結び,東西両皇帝からの教皇権の独立を得た。ヒルデブラント (のちのグレゴリウス7世) の支持を得て改革を推進した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android