現代外国人名録2016 「ニコラル・リッシュ」の解説
ニコラ ル・リッシュ
Nicolas Le Riche
- 職業・肩書
- バレエダンサー 元パリ・オペラ座バレエ団エトワール
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1972年1月29日
- 出生地
- パリ近郊サルトルーヴィル
- 学歴
- パリ・オペラ座バレエ学校〔1988年〕卒
- 受賞
- カルポー賞〔1991年〕,AROP観客賞〔1993年〕,ブノワ賞〔1995年〕
- 経歴
- 1982年10歳でパリ・オペラ座バレエ学校に入り、’88年16歳でオペラ座バレエ団に入団。以来、’88年カドリーユ、’89年コリフェ、’90年スジェ、’91年プルミエ・ダンスールと毎年昇進試験をトップで通過。晩年のルドルフ・ヌレーエフに見出され、同年ヌレーエフ版「ロミオとジュリエット」でマキューシオ、ロミオ役を踊る。’93年ニームで「ジゼル」に初主演後、21歳でエトワールに任命される。以後、オペラ座の殆んどのレパートリーに主演。古典からコンテンポラリーまで、どんなスタイルも自分のものにして踊りこなす。なかでもプティ振付「若者と死」「旅芸人」はパリのバレエファンにセンセーションを巻き起こした。他にも「カメラ・オブスキュラ」「ノートルダム・ド・パリ」「アルルの女」「山猫」「クラヴィーゴ」など数多くのプティ作品に主演。2010年にはアンジュラン・プレルジョカージュの「シッダールタ」に主演。2014年退団。他の代表作にベジャールの「ボレロ」、ノイマイヤーの「シルヴィア」、アシュトンの「マルグリットとアルマン」、「ドン・キホーテ」「ラ・バヤデール」「ロミオとジュリエット」など。バレリーナからの信頼も大きく、シルヴィ・ギエムとのパートナーシップでパリ、ロンドン、日本で絶大な評価を得た。近年は振付を手がけるほか、演劇や映画の分野でも活躍。振付作品に「カリギュラ」など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報