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山猫 ヤマネコ

デジタル大辞泉の解説

やま‐ねこ【山猫】

山野にすむ猫。野生化した猫。のらねこ。
ネコ科の哺乳類のうち、小形の野生種の総称。リビアヤマネコオオヤマネコオセロットなど。日本ではツシマヤマネコイリオモテヤマネコがすむ。
鎌や鋸(のこぎり)など山仕事に必要な道具を入れた袋のようなもの。
江戸時代、寺社の境内にいた私娼。化けて出るの意という。
「―は二階にひそむ」〈根無草

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デジタル大辞泉プラスの解説

山猫

1963年製作のイタリア・フランス合作映画。原題《Il gattopardo》。イタリア統一戦争を背景に、貴族社会の没落を描く。監督:ルキノ・ビスコンティ、出演:バート・ランカスター、クラウディア・カルディナーレ、アラン・ドロンほか。第16回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。

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大辞林 第三版の解説

やまねこ【山猫】

山野にすむ猫。野猫。
食肉目ネコ科の哺乳類のうち、中・小形の野生種の総称。日本にはツシマヤマネコ・イリオモテヤマネコがいる。
江戸時代、京都祇園・円山あたりの芸妓の異名。
江戸市中の寺社の境内にいた私娼の称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山猫
やまねこ
Il gattopardo

イタリアの作家トマージ・ディ・ランペドゥーザの長編小説。1958年没後刊。物語は1860年、ガリバルディのシチリア上陸に始まり、イタリア統一戦争の動乱期における貴族社会の没落と新興ブルジョアジーの台頭を背景としながら、変わりゆく時代の流れに静かな諦観(ていかん)とともに身をゆだねるシチリアの一貴族の生き方と、その一族の行く末とを、半世紀後の1910年に至るまで描いている。作品は刊行当初からイタリアの国内外で異例の評判をよび、ベストセラーとなったが、一方で、この小説の発刊に際し、現代イタリアの最良の作家であり編集者であったシチリア生まれのE・ビットリーニが、文学的責務に欠ける作品として出版拒否の姿勢を貫いた点も、見過ごせない。1963年ビスコンティによって映画化されて評判をよんだ。[鷲平京子]

映画

1963年製作のイタリア・フランス合作映画。シチリア生まれの作家トマージ・ディ・ランペドゥーザの同名小説に基づき、ルキーノ・ビスコンティが監督した。1960年ガリバルディのシチリア上陸を背景に、山猫の紋章をもつサリーナ公爵(バート・ランカスター)が時代に取り残されるのを静かに受け容れ、公爵の甥(アラン・ドロン)と新興階級の娘(クラウディア・カルディナーレClaudia Cardinale、1938― )との結婚を祝福する。貴族の没落を描いたため、ミラノ貴族の末裔(まつえい)であるビスコンティ本人の心情が主人公に投影されたものと理解されることが多いが、ネオレアリズモ映画の系譜のなかで歴史劇を成立させたことの意義も見逃せない。カンヌ国際映画祭グランプリに輝くなど高く評価されたものの、テクニラマ(1フレームあたり通常の2倍の面積のネガを用いながら、水平方向にのみ圧縮をかける方式)という特殊な撮影方式を採用したうえに、配給の20世紀フォックス社が英語の短縮版を作成したため、2003年に大がかりな修復作業を経てオリジナル版が復元された。[西村安弘]
『佐藤朔訳『山猫』(河出文庫) ▽小林惺訳『山猫』(岩波文庫)』

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

山猫 (ヤマネコ)

動物。野生ネコ類の俗称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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