ニンヒドリン反応(読み)ニンヒドリンハンノウ(英語表記)ninhydrin reaction

デジタル大辞泉 「ニンヒドリン反応」の意味・読み・例文・類語

ニンヒドリン‐はんのう〔‐ハンオウ〕【ニンヒドリン反応】

アミノ酸ペプチドたんぱく質呈色反応一つ。加熱したニンヒドリン水溶液に加えると、紫色を呈する。指紋検出に用いられる。アブデルハルデン反応

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニンヒドリン反応」の意味・わかりやすい解説

ニンヒドリン反応
ニンヒドリンはんのう
ninhydrin reaction

ニンヒドリンとアミノ酸を中性で煮沸すると,赤紫色を発する定性および定量用の反応をいう。蛋白質とも弱く反応する。プロリンおよびオキシプロリンに対しては黄色を呈する。アミノ酸分析のほか,検出感度が鋭敏なので,法医学や,鑑識捜査の際に指紋検出用にも利用される。

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