ぬらりひょん

精選版 日本国語大辞典 「ぬらりひょん」の意味・読み・例文・類語

ぬらり‐ひょん

[1] 〘副〙 =ぬらりくらり
※俳諧・西鶴五百韻(1679)早何「穐の霜しろひ男はぬらりひょん〈西鶴〉 一日暮しときくの花さく〈西花〉」
[2] 〘名〙 鯰(なまず)のようにつかまえどころのない架空の化物名称。〔俚言集覧(1797頃)〕

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デジタル大辞泉プラス 「ぬらりひょん」の解説

ぬらりひょん

日本妖怪。とらえどころのない化け物とされ、各地伝承がある。海坊主の類とも、妖怪たちの総大将ともいわれる。「百怪図巻」「化物づくし」など江戸時代の妖怪絵巻にも多く記述があり、画家鳥山石燕(せきえん)の画集「画図百鬼夜行」では、頭の大きな坊主姿で描かれている。

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