ヌーク(英語表記)Nuuk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌーク」の意味・わかりやすい解説

ヌーク
Nuuk

グリーンランド首都。旧称ゴットホープ Godthåb。デービス海峡に臨む。 10世紀より北ヨーロッパからの漁民集落があった。 1721年,宣教師のハンス・エーゲデが植民地を建設し,デンマーク領の基礎をつくった。 1979年エスキモー語である現名称に改称気候は典型的なツンドラ気候で,平均気温は最暖月 (7月) 6.8℃,最寒月 (1月) -9.2℃。年降水量は約 600mm。早くから狩猟漁業基地として利用され,近くではトナカイヒツジ放牧も行なわれる。また,北アメリカから北ヨーロッパへの大圏コース (大圏航路 ) 上に位置するため,軍事的に重要。議会,裁判所,外国領事館,無電局,放送局も置かれている。人口 1万4501(2005推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android