日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノリッジ派」の意味・わかりやすい解説 ノリッジ派のりっじはNorwich school イギリスの風景画家のグループ。1803年2月、ノーフォーク県ノリッジにおいてジョン・クロームによって結成されたノリッジ美術家協会を中心とする地方画家のグループで、05~25年の間、毎年定期的に展覧会を催した。21年クロームが亡くなったあとは、この派のもう1人の代表的画家J・S・コットマンが会長の座を引き継ぎ、34年まで活動を続けた。戸外での自然観察に基づく彼らの風景画は、その後のイギリス風景画の発展に大きく寄与している。上記2人のほかに、彼らの息子たちやロバート・ディクスン、ジェームズ・スターク、ジョゼフ・スタナードらがいる。[谷田博行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノリッジ派」の意味・わかりやすい解説 ノリッジ派ノリッジはNorwich school 19世紀の初めイギリス,イングランド中部のノリッジで活躍した風景画家の一派。 J.クロームが創始。一派のなかでは J.コットマン,J.スタンナード,J.スターク,G.ビンセントらの名が知られる。また 15世紀にこの地方を中心に活躍したガラス絵の一派もノリッジ派と呼ばれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by