ノルトラインウェストファーレン州(読み)ノルトラインウェストファーレン(その他表記)Nordrhein-Westfalen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ノルトラインウェストファーレン〔州〕
ノルトラインウェストファーレン
Nordrhein-Westfalen

ドイツ西部の州。州都ジュッセルドルフ。 1946年に,従来のラインラント州北部とウェストファーレン州が統合,翌年これにリッペデトモルト州が加わって,最終的に1州となった。州域は,自然地理的には北ドイツ低地ライニッシェスシーファーゲビルゲおよびウェーザー山地の3地域に大別される。これら山地の北縁には,肥沃なレスの堆積する地帯があり,アーヘン,ケルン,エッセン,ドルトムント,ゾースト,パーダーボルンなどの都市が発達した。また,ライン川に沿っては,ボン,ケルン,ノイス,ジュッセルドルフ,デュースブルクなどの都市列がみられる。中央部の,ルール川とリッペ川の間のルール地方では,19世紀中頃以降,ルール炭田を基盤に,鉄鋼,化学などの工業が発達し,近年は,石油,自動車,電気機器工業も加わって,ドイツの中核的工業地帯を形成している。面積 3万4086km2。人口 1787万2763(2010推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む