のれん代

共同通信ニュース用語解説 「のれん代」の解説

のれん代

企業ブランドノウハウといった目に見えないが、価値を持つ無形固定資産企業買収の際に、買収額が買収される企業の純資産を上回った場合の差額で、資産として計上する。市場変化への対応が遅れるなどして買収した企業の価値が下がった場合、目減りした分を損失として計上する必要があり、業績を押し下げる要因となる。

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株式公開用語辞典 「のれん代」の解説

のれん代

各企業が持つ「ブランド」「ノウハウ」「顧客との関係」「従業員能力」等、無形固定資産のこと。無形固定資産を多く保有する企業は、さほど保有していない企業と、同じ条件競争をした場合に、無形固定資産を保有する分だけ収益を上げることができるとされている。企業が他社を買収する際にかかる金額には、買収する企業の純資産に加えてのれん代がかかるとされている。つまり買収金額-買収される企業の純資産=のれん代と定義することができる。無形固定資産は、企業の地道な活動の積み上げによって作られるものであり、長い時間がかかるものである。のれん代を支払う意義は、無形固定資産を作るための時間を買うことであるとされている。企業会計原則では、のれん代は、一定期間で償却するように求めている。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

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