デジタル大辞泉 「はこえ」の意味・読み・例文・類語 はこえ 《動詞「はこゆ」または「はこう」の連用形の名詞化とされ、歴史的かなづかいは「はこえ」か「はこへ」か未詳》縫腋ほうえきの袍ほうの後ろ腰のあたりをたくし上げて袋状にした部分。格袋かくぶくろ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「はこえ」の意味・読み・例文・類語 はこえ 〘 名詞 〙 ( 動詞「はこゆ」の連用形が名詞化したもの。「筥衣」と書くのは当て字 ) 袍(ほう)の部分の名。袍の後ろの腰に当たる所を外側に袋状に作った部分。衣冠の袍の形式で、束帯の袍ではこれを裏返して内側に入れる。格袋。[初出の実例]「直衣のはこえに入懐紙事」(出典:富家語(1151‐61)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例