精選版 日本国語大辞典 「はっはっ」の意味・読み・例文・類語 はっ‐はっ [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 危ぶみ気づかうさまを表わす語。はらはら。[初出の実例]「さすが中三買の終(はて)なり。しかし茶屋は、はっはっと思ふべし」(出典:洒落本・傾城買四十八手(1790)真の手)[ 2 ] 〘 感動詞 〙① かしこまって応答することば。相手を敬って平伏などする際に発する。[初出の実例]「みみのねにこたへあら肝とられ、ただはっはっと斗うろたへて」(出典:浄瑠璃・娥歌かるた(1714頃)三)② 屈託のない笑い声を表わすことば。[初出の実例]「ハッハッハッハ と人をあざけるやうに笑ひて」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前) はつ‐はつ 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「はつか」と同語源 )① あることが、かすかに現われるさま、ちょっと行なわれるさま。副詞的にも用いる。ほんのちらっと。はつか。[初出の実例]「波都波都(ハツハツ)に人を相見ていかにあらむいづれの日にかまたよそに見む」(出典:万葉集(8C後)四・七〇一)② やっとのことでそうなるさま。かつかつ。〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「はっはっ」の読み・字形・画数・意味 【】はつはつ 魚がはねる音。また、風などの音。明・文徴明〔鵲を画く〕詩 小雨初めて收まり、風たり 叢竹に亂れ飛んで、聲をる字通「」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報