平伏(読み)ヘイフク

デジタル大辞泉 「平伏」の意味・読み・例文・類語

へい‐ふく【平伏】

[名](スル)両手をつき、頭が地面や畳につくほどに下げて礼をすること。ひれふすこと。「足下平伏する」
[類語]土下座平身低頭叩頭ぬかずくひれ伏す伏し拝む三拝九拝

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精選版 日本国語大辞典 「平伏」の意味・読み・例文・類語

へい‐ふく【平伏】

〘名〙 両手をつき、頭を地につけて礼をすること。ひれふすこと。また、坐礼の一つで、神や貴人に対して行なう作法
※中右記‐永長元年(1096)一〇月一一日「次召内記令取宣命筥、上卿令起座、上官平伏、予深敬屈」
太平記(14C後)四「膝行頓首して、太宰嚭が前に平伏す」

ひれ‐ふ・す【平伏】

〘自サ五(四)〙 身を平たくして頭を下げる。顔が地面や床につかんばかりに身を曲げてうつむく。平伏(へいふく)する。多く、敬い畏まって礼をするさまや、疲労、悲しみなどから身をうつぶせにするさまなどにいう。
※枕(10C終)九「さは翁丸かといふに、ひれふしていみじうなく」

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