エリー

デジタル大辞泉 「エリー」の意味・読み・例文・類語

エリー(Erie)

米国ペンシルベニア州北西部の都市エリー湖に面し、良港に恵まれる。石炭鉄鉱石木材などの積み出しで発展。各種製造業が盛んな工業都市でもある。エリー湖に臨むプレスクアイル州立公園は、行楽地として人気がある。

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百科事典マイペディア 「エリー」の意味・わかりやすい解説

エリー[湖]【エリー】

北米五大湖一つ東西に延び,長さ386km,幅91km,2万5821km2。湖面標高174m,最大水深64m。オンタリオ湖とはナイアガラ川,ヒューロン湖とはデトロイト川,ハドソン川とはエリー運河などで結ばれる。中央をカナダと米国の国境が走る。南岸にはトレド,クリーブランド,エリーなどの工業都市と果樹地帯が連続する。
→関連項目クリーブランド

エリー

米国,ペンシルベニア州の港湾・工業都市。エリー湖南岸に位置し,木材(特にパルプ),石炭,石油農産物集散地電気器具機械化学工業も行われる。10万1786人(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「エリー」の意味・わかりやすい解説

エリー
Erie

アメリカ合衆国ペンシルベニア州北西部,同名郡の郡都。人口10万2612(2005)。エリー湖に面しており,ペンシルベニア州において五大湖に面した唯一の港である。石炭,鉄鉱石,穀物,石油,木材などの移出港。ボイラーエンジンパワーショベル,プラスチック,紙製品,機械などが主要工業製品。1753年,フランス人がこの地にプレスク砦を建設したが,町が形成されたのは95年であった。1851年市制施行。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エリー」の意味・わかりやすい解説

エリー
Erie

アメリカ合衆国,ペンシルバニア州北西部,エリー湖東岸の都市。地名はインディアンのエリー族に由来。 1753年フランスの砦が建設されたが,その後放棄され,95年アメリカ合衆国の砦と町が建設された。以来エリー湖畔にのぞむ港町,工業都市として発展。パルプ,鉄鉱石,石灰岩,石炭,石油,工業製品などの積卸しが行われる。金属工業が最も重要で,食品,製紙工業も行われる。そのほか電気機関車,パワーショベル,エンジン,ボイラ,プラスチック製品,玩具,アスベスト製品,絞り機械と電子工業部品など多種にわたる工場が立地する。 1963年に復元されたペリー記念館は,かつてのディクソン・タバーンで逃亡奴隷をかくまったところ。人口 10万 8718 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エリー」の意味・わかりやすい解説

エリー
えりー
Erie

アメリカ合衆国、ペンシルベニア州北西部、エリー湖岸の港湾都市。人口10万3717(2000)。同州では唯一の五大湖に臨む良港で、石炭、石油、鉄鉱石、穀物、木材を積み出し、漁業基地としても繁栄する。ボイラー、エンジン、パワーショベルなどの製造業も盛んである。18世紀末に、フランスの要塞(ようさい)跡に町が築かれた。1844年エリー・ピッツバーグ運河の開通、50年代の鉄道の開通によって大きく発展した。エリー湖に長く延びた半島部にあるプレスク島州立公園は、行楽地として名高い。

[作野和世]

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