ハマグルマ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハマグルマ」の意味・わかりやすい解説

ハマグルマ(浜車)
ハマグルマ
Wedelia chinensis

キク科の多年草で,クマノギクともいう。アジアの亜熱帯から暖温帯海岸に広い分布をもつ。伊豆半島や西日本の海岸のやや湿ったところに生える。茎は地をはって節より根をおろし,全体に毛がある。葉は対生し長さ3~7cmの披針形で,表面はざらつく。初夏から秋にかけて,長い柄の先に径 2cmあまりの頭花を単生する。中心は管状花で,縁の舌状花は黄色で 10個あまりが放射状に並ぶ。痩果の冠毛は極端に短く皿状につく。なお同属の別種ネコノシタ W. prostrataのこともハマグルマと呼ぶことがある。この種類は海岸の砂地に生え,葉は厚い革質で長さ2~4cmと小さく,表面のざらつきが強い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハマグルマ」の意味・わかりやすい解説

ハマグルマ
はまぐるま

ネコノシタ

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