20世紀西洋人名事典 「ハリー・ラルフリカード」の解説
ハリー・ラルフ リカード
Harry Ralph Richard
1885.1.26 - 1974.5.18
英国の技術者。
元・ロイヤルソサイエテイ会員。
ロンドン生まれ。
建築家ホールシー・リガードの息子として生まれ、1903年ケンブリッジに入学。’05年には自家用車用の2気筒2サイクル機関を設計、製作して「ドルフィン」と名付ける。その後、第一次世界大戦中には航空発動機開発に従事し、V号戦車のエンジンを設計。’17年には自身の技術コンサルタント会社を設立、以後、第二次世界大戦期勃発まで軽量高速ディーゼル機関の設計に専念。この間、’29年にロイヤルソサイエテイ会員、’44〜45年期の機械技術者協会会長に選ばれる。戦後の’48年にはナイトの称号を与えられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報