ハル-サフリエニの地下墳墓(読み)ハルサフリエニのちかふんぼ

世界遺産詳解 の解説

ハルサフリエニのちかふんぼ【ハル-サフリエニの地下墳墓】

1980年に登録され、2014年に名称変更したマルタの世界遺産(文化遺産)。地中海のマルタ島東部にある首都ヴァレッタ郊外に位置する先史時代の地下墳墓。この遺跡は1902年に、住宅開発のために切削していた労働者によって偶然発見された。紀元前2500年頃に建造された地下3層構造で、38の石室が設けられている。石室は複雑な迷路階段でつながっていて、最も深いところにある石室は地表から約11mの深さにあり、その形と規模は多様。おもに祭儀埋葬に用いられていたと見られ、ここから約7000体もの人骨が発見されている。1980年に登録された際に、ハル・サフリエニはĦal Saflieniと記された。「Ħ」はHの上部に横棒を加えたマルタ文字。2014年に、この「Ħ」が「H」に変更された。◇英名はHal Saflieni Hypogeum

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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