ハンコウ(漢口)
ハンコウ
Hankou
中国華中地方,フーペイ (湖北) 省の省都ウーハン (武漢) 特別市北西部の区。チャン (長) 江の左岸,ハン (漢) 水の合流点から北にある。対岸のウーチャン (武昌) ,ハンヤン (漢陽) とともに武漢三鎮と呼ばれていたが,1950年合併してウーハン市となった。沼沢地にあるため,三鎮のなかでは最も遅く開けたが,宋代から商業地として急速に発展し,清では中国四大鎮の一つに数えられた。 1858年開港され,外洋船が入港できることから,シャンハイ (上海) に次ぐ貿易港となり,茶,綿花などを輸出し,租界も設けられた。 1905年には京漢鉄道でペキン (北京) と結ばれ,23年京漢鉄道労働者のストライキで重要な役割を果した。第1次国内革命戦争では武漢政府の所在地,日中戦争でもナンキン (南京) 陥落後,一時国民党政府がおかれた。人民共和国成立後は,おもに商業,流通地区としてにぎわう。商店の並ぶチョンシャン (中山) 大道,官庁の多いチエファン (解放) 大道などがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「ハンコウ」の読み・字形・画数・意味
【半
】はんこう(かう)
【
興】はんこう
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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