バイアマーレ(その他表記)Baia Mare

デジタル大辞泉 「バイアマーレ」の意味・読み・例文・類語

バイア‐マーレ(Baia Mare)

ルーマニア北部の都市。東カルパチア山脈の西麓、サザール川沿いに位置する。12世紀にトランシルバニア地方のドイツ人が入植し、14世紀から15世紀にかけて金銀などの採掘で栄えた。17世紀にトランシルバニア公国に併合され、第一次大戦後にルーマニア王国に帰属。15世紀の精錬所跡や鉱物博物館のほか、マラムレシュ地方の村落を再現した野外博物館がある。バヤマレ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイアマーレ」の意味・わかりやすい解説

バイア・マーレ
ばいあまーれ
Baia Mare

ルーマニア北部マラムレシュ県の県都。東カルパティア山脈の西麓(せいろく)にある。人口13万7976(2002)。町の南方には耕地果樹園が開けるが、北方には森林が迫る。15世紀に要塞(ようさい)が築かれ、その住居跡や要塞塔が残っている。非鉄金属鉱床に恵まれ、古くから金属精錬の町として発展した。15世紀の精錬炉跡がある。非鉄金属精錬工業のほか機械、食品工業が行われる。

[佐々田誠之助]

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