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バイガチ島(その他表記)Ostrov Vaigach

改訂新版 世界大百科事典 「バイガチ島」の意味・わかりやすい解説

バイガチ[島]
Ostrov Vaigach

ロシア連邦北西部,北極海のユーラシア側の島。ノバヤ・ゼムリャ島とともにカラ海(東)とバレンツ海(西)を分ける。大陸との間はユゴルスキー・シャル海峡により,ノバヤ・ゼムリャ島との間はカルスキエ・ボロタ海峡によって隔てられる。面積約3400km2最高点170m。地質はケツ岩,砂岩石灰岩などからなり,地表は極地性ツンドラで,低地には湿原が広がる。多くの短い川(20~30km)が流れ,早瀬瀑布が無数にみられる。北端にバイガチ港がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 一夫 渡辺

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイガチ島」の意味・わかりやすい解説

バイガチ島
バイガチとう
ostrov Vaigach

ロシア北西部にあり,バレンツ海とカラ海を分ける島。ネネツ自治管区に属する。面積 3383km2ユゴールスキーシャル海峡によって本土と,カルスキエボロータ海峡によってノーバヤゼムリャーとへだてられる。低平な島で最高点 170m。ツンドラ地帯で,湿原や湖が散在する。北岸にバイガチ村がある。

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