バウエルンフェルト
ばうえるんふぇると
Eduard von Bauernfeld
(1802―1890)
オーストリアの喜劇作家。ウィーン生まれ。ブルク劇場の座付作者として活躍した。作品はサロン、社交界をテーマとし、その時代の特徴が生き生きと描かれている。優雅で軽妙な機知にあふれた会話に彼の優れた才能がうかがわれる。代表作には『恋の軽率』(1831)、『市民的とロマン的』(1835)などがあるが、『成年期』(1846)、『動物の共和国』(1848)には政治風刺も込められている。回想録『古いウィーンと新しいウィーンから』(1872)は当時のウィーンを知るうえからも興味深い。
[佐藤自郎]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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バウエルンフェルト
Bauernfeld, Eduard von
[生]1802.1.13. ウィーン
[没]1890.8.9. ウィーン
オーストリアの劇作家。グリルパルツァーと同じ時期に活躍し,フランス風の気のきいたサロン喜劇を数多く残した。『告白』 Die Bekenntnisse (1834) ,『脱社会』 Aus der Gesellschaft (67) など。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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