バターリャ(その他表記)Batalha

デジタル大辞泉 「バターリャ」の意味・読み・例文・類語

バターリャ(Batalha)

ポルトガル中西部の町。ポルトガル語で「戦い」を意味し、エストレマドゥーラ地方、リース川沿いに位置する。同国最古のゴシック様式建築物として知られ、世界遺産文化遺産)に登録されたバターリャ修道院がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「バターリャ」の意味・わかりやすい解説

バターリャ
Batalha

ポルトガル中部,レイリア県の町。人口1万4000(1981)。リスボン北北東約110kmに位置する。バターリャはポルトガル語で〈合戦〉の意。ポルトガルの代表的ゴシック建築であるバターリャ修道院(正式にはサンタ・マリア・ダ・ビトリア修道院)は,1385年国運をかけたアルジュバロタの戦でポルトガル軍がカスティリャ軍に勝利を得た際,時の王ジョアン1世が戦勝祈願の成就聖母に感謝し建立を命じたもの。以来16世紀末まで建設が続くが,ついに完成されなかった。
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百科事典マイペディア 「バターリャ」の意味・わかりやすい解説

バターリャ

ポルトガル,首都リスボンの北118kmにある町。バターリャとはポルトガル語で〈合戦〉の意。1385年,国の存亡をかけた戦いがバターリャ近郊であり,のちにポルトガル国王ジョアン1世が勝利を記念してこの地に修道院を建造。正式名は〈勝利の聖母マリア(サンタ・マリア・ダ・ビトリア)修道院〉。1388年に建設に着手し16世紀まで続いたが,未完のままで現在は礼拝堂になっている。ゴシック,マヌエル,ルネサンスと各時代の様式が混在。特に〈王の回廊〉はマヌエル様式の装飾が施された見事なもの。この修道院は1983年,世界文化遺産に登録。

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