デジタル大辞泉 「バリオン数」の意味・読み・例文・類語 バリオン‐すう【バリオン数】 《baryon number》重粒子数。素粒子を分解する際に使う一つの電荷。すべてのバリオンに対して1が負荷され、中間子(メソン)、軽粒子(レプトン)では0と考える。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バリオン数」の意味・わかりやすい解説 バリオン数バリオンすうbaryon number 素粒子の分類上重要な量子数で,クォークはバリオン数 1/3,反クォークは-1/3,レプトンやゲージボソンはバリオン数 0をもつ。重粒子数ともいう。3個のクォークからなる核子やハイペロンはバリオン数 1をもちバリオンと呼ばれる。バリオンの反粒子はバリオン数-1,またクォークと反クォークからなる中間子はバリオン数 0をもつ。素粒子の種々の大統一理論ではバリオン数の保存は近似的にのみ成立するにすぎないが,今日の実験の精度ではすべての素粒子反応でバリオン数の保存が確認されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by