ハイペロン(英語表記)hyperon

翻訳|hyperon

デジタル大辞泉 「ハイペロン」の意味・読み・例文・類語

ハイペロン(hyperon)

素粒子うちバリオンに属し、ストレンジネスが零でないものの総称Λラムダ粒子Σシグマ粒子など。重核子超核子

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精選版 日本国語大辞典 「ハイペロン」の意味・読み・例文・類語

ハイペロン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] hyperon ) 素粒子の一種で、核子と重水素核の中間質量をもつ粒子。Λ(ラムダ)粒子・Σ(シグマ)粒子など。重核子。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイペロン」の意味・わかりやすい解説

ハイペロン
hyperon

核子より重く,ストレンジネスが0でないバリオンの総称。重核子または超粒子ともいい,軽いほうから順にスピン 1/2 の Λ 粒子,Σ 粒子,Ξ 粒子,スピン 3/2 の Ω 粒子がある。ハイペロンは弱い相互作用によって平均寿命 10-10 秒程度で崩壊し,軽いハイペロンまたは核子に転換する。強い相互作用で崩壊し,寿命の短い共鳴状態のハイペロンは励起ハイペロンと呼ばれる。核子に高エネルギー粒子を衝突させると,ハイペロンはK中間子と対になって生成される。原子核の中の陽子または中性子の1個または複数個がどれかのハイペロンと置き換った核をハイパー核という。

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百科事典マイペディア 「ハイペロン」の意味・わかりやすい解説

ハイペロン

ストレンジネスが0でないバリオンの総称。ラムダ(Λ)粒子,シグマ(Σ(+/),Σ(0/),Σ(-/))粒子,グザイ(Ξ(0/),Ξ(-/))粒子,オメガ(Ω(-/))粒子とそれぞれ反粒子がある(付字の+,0,−は荷電の正,中性,負を表す)。いずれも質量は電子の2200〜3300倍,スピンは1/2。→素粒子
→関連項目スピン

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