デジタル大辞泉 「実効再生産数」の意味・読み・例文・類語
じっこう‐さいせいさんすう〔ジツカウ〕【実効再生産数】
[補説]基本再生産数が、その感染症に対する免疫を持っていない集団を対象とするのに対し、実効再生産数は、感染が流行中、あるいは、感染が広がって免疫を持つ人が増えている段階での、感染の広がりやすさを示している。感染症が広がると、時間の経過とともに、免疫を持つ人が増え、感染する可能性のある人の数は減っていく。結果として、再生産数は、感染の広がりとともに低下し、感染は収束に向かう。
1人の感染者が平均何人にうつすかを示す指標。感染日を推定するなどして、患者の発生動向からはじき出される。数値が1を上回ると感染拡大に、下回ると収束に向かうとされる。7都府県で緊急事態宣言が発令される前の3月25日、全国でこの指標は2・0になったが、4月10日には0・7に下がった。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...