現代外国人名録2016 「バーバラルーシュ」の解説
バーバラ ルーシュ
Barbara Ruch
- 職業・肩書
- 日本文学研究家 コロンビア大学名誉教授・中世日本研究所長
- 国籍
- 米国
- 出生地
- ペンシルベニア州フィラデルフィア
- 専門
- 日本中世文学
- 学歴
- アーラム大学〔1954年〕卒,ペンシルベニア大学(日本語),コロンビア大学(日本文学)卒
- 学位
- 博士号(コロンビア大学)
- 勲章褒章
- 勲三等宝冠章(日本)〔1999年〕
- 受賞
- 南方熊楠賞(第1回)〔1991年〕「『奈良絵本』などに関する研究」,女性史青山なを賞(特別賞)〔1992年〕「もう一つの中世像」,山片蟠桃賞〔1999年〕,仏教伝道文化賞(第42回)〔2008年〕「門跡尼寺に関する調査・研究」,京都府文化賞(功労賞)〔2011年〕
- 経歴
- 1954年アーラム大学卒業後、アメリカン・フレンズ奉仕団の一員として初来日し、日本文化に感銘を受ける。帰国後、ペンシルベニア大学で日本語を、コロンビア大学ではドナルド・キーンに日本文化を学ぶ。ハーバード大学、ペンシルベニア大学を経て、コロンビア大学教授。同大に中世日本研究所を創立し所長を務める。またキーン博士にちなむドナルド・キーン日本文化センターをコロンビア大学に設立することにも尽力した。日本中世文学研究の第一人者として知られる。この間、’89年頃尼門跡寺院に興味を持ち、’93年に国際共同プロジェクト「尼門跡寺院調査」をスタート。’98年ニューヨークで「尼門跡寺院の秘宝」展を、2009年には東京芸術大学美術館で「尼門跡寺院の世界」展を開催。著書に「もう一つの中世像」など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報